群馬のホームページ制作で失敗しない社内意見のまとめ方【2026年版】

ホームページやパンフレットの制作が始まると、社内からさまざまな意見が出てきます。
「もっと明るい色にしたい」
「競合他社のような雰囲気がいい」
「社長は落ち着いたデザインを希望している」
「営業部と採用担当で載せたい内容が違う」
一つひとつは間違った意見ではありません。しかし、すべてを同じように反映しようとすると、当初の目的が見えにくくなり、修正だけが増えてしまいます。
群馬でホームページ制作やパンフレット制作を進める企業様からも、デザインそのものより、社内確認の進め方についてご相談をいただくことがあります。
制作をスムーズに進めるために必要なのは、全員の好みを一致させることではありません。
誰に、何を伝え、どのような行動につなげるのかという判断基準を、最初に共有することが重要です。
このコラムで持ち帰れること
この記事では、社内の意見が割れた時に、制作を止めずに判断する方法を紹介します。
・デザインの好みで意見が割れる原因
・最終決定者と確認者の役割分担
・制作会社へ修正意図を伝える方法
・そのまま使える社内確認シート
目次
先に決めるのはデザインではなく判断基準
社内意見をまとめる第一歩は、色やレイアウトを話し合う前に、制作の目的を明確にすることです。
たとえば、同じホームページ制作でも、目的によって優先すべき内容は変わります。
・新規の問い合わせを増やしたい
・採用応募につなげたい
・営業時の信頼感を高めたい
・商品やサービスを分かりやすく紹介したい
・古くなった企業イメージを見直したい
問い合わせを増やすことが目的なら、サービス内容や実績、料金の目安、問い合わせまでの導線が重要です。
採用が目的なら、仕事内容だけでなく、働く人の表情や職場の雰囲気、入社後の成長イメージが必要になります。
目的が違えば、選ぶ写真も、言葉も、デザインも変わります。
ところが、この目的が共有されていないままデザイン案を見ると、それぞれが自分の立場や好みで判断し始めます。結果として、「何となく違う」という修正が増えていきます。
社内の意見がまとまらない3つの理由

意見が割れる原因の多くは、センスの違いではなく、見ている立場と持っている情報の違いです。
部署によって見ている相手が違う
営業担当者は取引先を見ています。採用担当者は求職者を見ています。経営者は企業全体のブランドや将来性を考えています。
それぞれの立場から見ると、必要な情報や望ましい表現が違うのは自然なことです。
問題は意見が違うことではなく、どのターゲットを優先する制作物なのかが決まっていないことです。
修正の理由が共有されていない
「青より赤がいい」「写真をもっと大きくしたい」といった指示だけでは、制作会社は本当の意図を判断できません。
たとえば、赤にしたい理由が「目立たせたい」のであれば、色を変えなくても、文字の大きさや余白、配置によって解決できる場合があります。
写真を大きくしたい理由が「職場の雰囲気を伝えたい」のであれば、単に拡大するのではなく、別の写真へ差し替えた方が効果的かもしれません。
修正内容だけでなく、なぜ変えたいのかまで伝えることで、より適切な改善案を出しやすくなります。
最終的に決める人が決まっていない
担当者、部門責任者、役員、経営者など、確認する人が増えるほど、意見も増えます。
もちろん、必要な確認を省くべきではありません。ただし、全員が同じ決定権を持つ状態では、制作が前に進みにくくなります。
最終判断をする人と、意見を出す人を分けておくことが大切です。
制作前に決めておきたい4つのこと
社内確認を円滑にするには、目的、ターゲット、決裁者、評価基準の4つを先に決めます。
1.最も達成したい目的
目的は、できるだけ一つに絞ります。
「問い合わせも増やしたいし、採用にも使いたいし、会社案内としても充実させたい」という希望は珍しくありません。
ただし、すべてを同じ強さで打ち出すと、誰に向けたホームページなのか分かりにくくなります。
複数の目的がある場合は、優先順位を決めます。
- 第一目的:新規問い合わせの獲得
- 第二目的:既存取引先からの信頼向上
- 第三目的:採用候補者への会社紹介
このように順番を決めるだけでも、掲載内容を判断しやすくなります。
2.最も見てほしい相手
ターゲットは「すべてのお客様」と広く考えすぎず、具体的に設定します。
法人向けサービスであれば、業種、企業規模、担当部署、抱えている課題まで整理してみます。
採用であれば、新卒か中途か、経験者か未経験者か、どのような考え方の人に来てほしいのかを考えます。
社内の人が気に入るデザインではなく、見てほしい相手に伝わるデザインを選ぶことが基本です。
3.最終決定者と確認する人
社内確認では、役割を次のように分けておくと進めやすくなります。
| 役割 | 担当すること |
|---|---|
| 制作担当者 | 制作会社との連絡や意見の取りまとめ |
| 各部署の確認者 | 事実関係や専門情報の確認 |
| 最終決定者 | 目的と方針に沿って最終判断 |
各部署には、誤りや不足がないかを中心に確認してもらい、デザイン全体の最終判断は決定者が行う形が理想です。
4.デザインを評価する基準
デザイン案を見る前に、何を基準に評価するのかを共有します。
・ターゲットに合っているか
・会社の強みが伝わるか
・必要な情報を見つけやすいか
・問い合わせや応募へ進みやすいか
・会社らしさを損なっていないか
「好きか嫌いか」だけで判断せず、目的に合っているかを基準にすると、意見を整理しやすくなります。
そのまま使える社内確認シート
社内確認を始める前に、次の項目を一枚にまとめて共有しておくと、判断のずれを減らせます。
すべてを細かく決める必要はありません。まずは、今回の制作で譲れないことを社内で共有します。
| 確認項目 | 社内で話し合う内容 | 記入例 |
|---|---|---|
| 制作の目的 | 最も実現したいことは何か | 新規問い合わせを増やす |
| 優先ターゲット | 最も見てほしい相手は誰か | 群馬県内の製造業の担当者 |
| 伝えたい強み | 競合との違いは何か | 企画から運用まで一貫対応 |
| 与えたい印象 | 見た人にどう感じてほしいか | 相談しやすく、信頼できる |
| 必要な行動 | 閲覧後に何をしてほしいか | 問い合わせフォームへ進む |
| 確認担当者 | 情報を確認する人は誰か | 営業部、採用担当、総務部 |
| 最終決定者 | 最後に方向性を決める人は誰か | 代表取締役 |
| 変更できない要素 | 必ず守る条件はあるか | ロゴ、ブランドカラー、表記 |
この確認シートの目的は、全員の意見を同じにすることではなく、何を基準に判断するかをそろえることです。
最初の打ち合わせ時に制作会社へ共有しておくと、デザイン案やページ構成の意図も説明しやすくなります。
社内確認の基本フロー
社内確認は、次の順番で進めると意見を整理しやすくなります。
1.制作担当者が意見を集める
2.事実関係と希望を分ける
3.目的に合う意見を優先する
4.最終決定者が方向性を決める
5.一つの修正指示にまとめて提出する
部署ごとに制作会社へ直接連絡するのではなく、社内の窓口を一人に決めることがポイントです。
修正指示は「場所・理由・優先度」で伝える

制作会社への修正指示は、変更箇所だけでなく、理由と優先度もセットで伝えます。
たとえば、次のような指示では、意図を正確に把握しにくいことがあります。
・もう少し目立たせてください
・何となく寂しいです
・もっと高級感を出してください
・写真を変えたいです
これを、次のように具体化します。
| 曖昧な指示 | 伝わりやすい指示 |
|---|---|
| もっと目立たせたい | 問い合わせボタンを見落としやすいため、周囲との違いを出したい |
| 高級感を出したい | 価格の安さより品質を重視する顧客に、落ち着いた印象を与えたい |
| 写真を変えたい | 現在の写真では作業内容が分からないため、現場が伝わる写真にしたい |
| 文章を短くしたい | スマートフォンで読んだ時に、要点を早く理解できる長さにしたい |
また、修正指示には優先度をつけます。
・必ず修正する:会社情報、商品情報、法令、数字などの誤り
・できれば修正する:表現や写真に関する改善希望
・制作会社と相談する:デザインや導線への意見
すべての意見を同じ重要度で扱わないことが、修正回数を抑えるポイントです。
ホームページとパンフレットでは確認方法を変える
ホームページとパンフレットは使われ方が違うため、同じ基準だけで確認しないことが大切です。
ホームページで重視したいこと
ホームページは、利用者が自分で情報を探しながら閲覧します。
そのため、見た目だけでなく、情報の見つけやすさやページ間の移動、スマートフォンでの読みやすさも確認する必要があります。
・初めて見た人が何の会社か理解できるか
・サービス内容へ迷わず進めるか
・実績や強みを確認できるか
・問い合わせボタンを見つけやすいか
・スマートフォンで操作しやすいか
群馬でホームページ制作を検討している場合は、デザインだけでなく、公開後の更新やSEO、問い合わせ導線まで含めて検討することが重要です。
パンフレットで重視したいこと
パンフレットは、営業、展示会、採用説明会など、特定の場面で使用されます。
そのため、誰がどのように説明しながら使うのかまで考えて確認します。
・表紙だけで内容や企業イメージが伝わるか
・ページをめくる順番が説明の流れに合っているか
・重要な情報が埋もれていないか
・営業担当者が説明しやすい構成か
・手元に残したいと思える内容か
群馬県でパンフレット制作を進める場合も、きれいな紙面を作ることだけが目的ではありません。営業や採用の現場で、実際に使いやすいことが重要です。
前橋・高崎の企業で起こりやすい確認のずれ
複数の事業や部署を持つ企業では、掲載情報の優先順位を決めることが特に重要です。
前橋市や高崎市をはじめ、群馬県内の企業様では、製造、建設、医療・福祉、サービスなど、複数の事業や職種を抱えているケースがあります。
事業部ごとに載せたい内容を集めると、情報量が増えすぎてしまうことがあります。
この場合は、すべてをトップページやパンフレットの見開きに載せるのではなく、情報の役割を分けます。
最初に見せる情報:会社全体の特徴や選ばれる理由
詳しく説明する情報:各事業やサービスの内容
信頼につなげる情報:実績、設備、資格、対応体制
行動につなげる情報:問い合わせ、見積もり、応募方法
情報を削ることに不安を感じる場合もありますが、掲載しないことと、伝えないことは同じではありません。
重要度に応じて、見せる場所と情報量を変えることが、分かりやすい制作物につながります。
制作会社には社内の事情も共有する

誰が確認し、どのような意見が出そうかを制作会社へ早めに伝えておくと、進行方法を調整できます。
たとえば、次のような情報があると、打ち合わせや提案を進めやすくなります。
・社内の制作担当者
・最終決定者
・確認が必要な部署
・過去の制作で問題になった点
・経営者が大切にしている考え方
・変更できないブランドカラーや表記
・公開日や納品日を動かせない事情
制作会社は、デザインを作るだけでなく、目的や情報を整理する役割も担います。
「社内の意見がまとまってから相談しよう」と考える必要はありません。意見が整理できていない段階だからこそ、第三者を交えて判断基準を作ることが有効です。
制作前に整理しておきたい内容は、次の記事でも詳しく紹介しています。
ホームページ制作・パンフレット制作を依頼する前に準備すること
アルファー企画では目的整理から対応します
ホームページやパンフレットの方向性が決まっていない段階でも、ご相談いただけます。
アルファー企画では、最初からデザインの話だけを進めるのではなく、制作の目的、ターゲット、必要な情報、社内の確認体制などを伺いながら方向性を整理します。
ホームページ、会社案内、採用パンフレット、写真撮影、動画、各種グラフィックツールをまとめて見直すことも可能です。
紙とWebを別々に制作する場合でも、会社の強みやメッセージを共有しておくことで、一貫した情報発信につなげられます。
前橋市、高崎市をはじめとする群馬県内の企業様のほか、世田谷区の東京オフィスやオンラインでのご相談にも対応しています。
「社内で意見が割れている」
「何を基準にデザインを選べばよいか分からない」
「ホームページとパンフレットを一緒に見直したい」
このような段階でも、まずは現在の状況をお聞かせください。
よくある質問
社長と担当者の意見が違う場合はどうすればよいですか?
最終的には、制作目的とターゲットに合う意見を優先します。
どちらかの好みを採用するのではなく、「誰に何を伝える制作物なのか」に戻って判断します。経営方針に関する内容は経営者、事実関係や実務に関する内容は担当部署というように、判断する範囲を分ける方法も有効です。
社内全員にデザインを確認してもらうべきですか?
全員に同じ範囲を確認してもらう必要はありません。
各部署には掲載情報の正確性を確認してもらい、全体のデザインや優先順位は少人数で判断する方が進めやすくなります。確認者が多い場合は、意見を一人の担当者がまとめてから制作会社へ伝えます。
デザイン案は何案くらい必要ですか?
案数よりも、それぞれの案の狙いを比較できることが重要です。
案が多すぎると、色や見た目の好みだけで選びやすくなります。方向性の異なる案を比較し、それぞれがどのターゲットや目的に適しているのかを確認すると判断しやすくなります。
修正回数を減らす方法はありますか?
社内の意見を一度まとめてから、理由と優先度を付けて伝えることが効果的です。
担当者ごとに別々の指示を出すと、内容が矛盾することがあります。修正指示を一覧にし、「必須」「希望」「相談」に分けて共有すると、手戻りを防ぎやすくなります。
原稿や写真がそろっていなくても相談できますか?
はい、内容がそろっていない段階でも相談できます。
既存のホームページ、会社案内、営業資料などを確認しながら、必要な原稿や写真を整理できます。取材、原稿作成、写真撮影を制作範囲に含める方法もあります。
ホームページとパンフレットを同時に作る場合にも使えますか?
はい、同じ確認シートをホームページとパンフレットの両方に使用できます。
目的、ターゲット、強み、与えたい印象を共通化しておくと、Webと紙で表現がばらばらになるのを防げます。ただし、それぞれの役割は異なるため、掲載する情報量や問い合わせまでの導線は媒体ごとに調整します。
まとめ
社内意見をまとめるために必要なのは、全員の好みを一致させることではありません。
制作目的、ターゲット、最終決定者、評価基準を先に決めることで、デザインや掲載内容を判断しやすくなります。
特に大切なのは、次の5点です。
・制作の第一目的を決める
・最も伝えたい相手を明確にする
・確認者と最終決定者を分ける
・修正の理由と優先度を伝える
・好みではなく目的に合うかで判断する
群馬でホームページ制作やパンフレット制作を進める際は、社内の意見が完全にまとまるまで待つ必要はありません。
意見が分かれている状態を制作会社と共有し、一緒に判断基準を整理することも、制作工程の一部です。
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制作前の準備や、ホームページとパンフレットの連携については、次の記事も参考になります。
ホームページ制作・パンフレット制作を依頼する前に準備すること
ホームページ・パンフレット制作のご相談
社内の意見がまとまっていない段階でも、ご相談いただけます。
アルファー企画では、ホームページやパンフレットのデザインを作る前に、制作目的、ターゲット、掲載内容、社内の確認体制を整理します。
「担当者ごとに意見が違う」「何を基準に判断すればよいか分からない」「Webとパンフレットをまとめて見直したい」といった場合も、現在の状況からお聞かせください。
群馬県内を中心に、前橋市・高崎市、東京都世田谷区をはじめ、オンラインで全国からのご相談に対応しています。
執筆・監修:株式会社アルファー企画
ホームページ、会社案内・採用パンフレット、グラフィックデザイン、写真、動画など、企業の情報発信に関する企画・制作を行っています。実際の制作相談や進行で生じやすい課題をもとに、制作を進める際の考え方を紹介しています。
