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2019.01.05 動画と撮影

動画撮影・写真撮影の裏側

※2025.6.17に加筆修正を行いました

今回は弊社での動画撮影や写真撮影の現場や裏側を話していきたいと思います。

実際近年スマートフォンの普及もあり、誰でも簡単に写真も動画も撮影できますが、プロとしてそこには負けない価値を提供していかなければならず日々悪戦苦闘しております。
一見、撮影したものだけを見ると「綺麗な写真!」と感動したり、「面白い構図!」と感心したりしますが、その裏側には色々な試行錯誤がある事がほとんどです。その一部を紹介したいと思います。

撮影前のプランニング

撮影前には第一にどのような目的で、その為のシチュエーションや内容を考え撮影のプランを考えていきます。
事前準備は何事においても欠かせませんが、プロもいきなり現場に行って良い写真が撮れる事はほとんどありません。考えたプランをしっかりと頭にいれ、何を伝えるべき写真なのか、どこに使用するのかを考え、その為に道具はどのようなものを使用するべきなのかを考え、撮影に挑まなければなりません。
弊社では事前に表現し伝えたいもの、目的を考え、最適な撮影方法等を考え、事前のプランニングをカメラマンとディレクター、デザイナーと行なっていきます。

ロケハンやモデルの選定

プランニングができた後は実際そのプランをどの様に実行していくかを準備していかなければなりません。
人物を使用する撮影であれば、モデルとなる人物はどうするのか、スタジオのような場所で撮影するのか、野外で撮影するのか等のロケハンも行なっていきます。

この準備段階も撮影のクオリティをかなり左右する事となります。
予算等の都合もあり、あまり拘ることのできないケースも多々経験しておりますが、やはりここで拘れるかでクオリティを左右してしまうと感じることがあります。

しかし、その中でも予算の範囲内でどれほどクオリティを発揮できるかも弊社の仕事の1つですので、予算内で最適な提案をできるよう日々情報をインプットし、最適な提案を心がけております。
ロケハンは当日の撮影を進行させる上で大事です。撮影当日が本番となってしまうと思っていたロケーションと異なっていたり、もっといいロケーションで撮れたが、考えていなかったため上手くいかなかった等の事態が起こってしまいます。
モデルは素人からプロまでその制作物に合わせて選定を行いますので、是非お気軽にご相談ください。

撮影当日のスケジュール

撮影当日のスケジュールを考えるところまでが事前の準備となり、
撮影当日は拘る人全員が時間は限られているため、何時間の撮影になるのか、場所を移動したり、
衣装を変更したりする際は段取りをしっかりと取っていかなければ、撮影する予定のものが撮影できなかった。という最悪のケースを生みかねません。

ディレクターやカメラマンがしっかりと当日のスケジュールを考え、どれくらいの人が必要なのか、外で撮る場合は天候なども考え、いつどこで撮影するのが最適なのかを考えるなど当日の段取りを行なっていく必要があります。
弊社では、ディレクターが中心となり、クライアント、モデル、カメラマン等の指示や段取りを行なっております。

実際の動画と写真撮影事例

今回紹介させていただく事例はブランド野菜の「葱王」を生産している
農業法人ティー・エスファーム様の事例です。

実際に実施させていただいた内容は動画の撮影編集、写真撮影となっております。
使用する媒体はホームページを中心とし、紙媒体や店頭で使用するポップ、展示会での説明動画等様々な媒体、シーンで使用できることを考慮し、費用対効果を高めました。
撮影内容としては、畑での収穫の現場から、工場での選別、包装、出荷までを順序立てて行いました。

クライアントさんとどのようなロケーションがいいのかを話し合い、今回撮影するネギが一面に広がる畑で、周りにあまり障害物がない場所を収穫のロケ現場としました。
撮影日に合わせて収穫のスケジュールを現場で調整いただき、実際の撮影に挑みました。

今回は事前にロケハンはせず当日に作業工程等を一度拝見させていただき、そこで撮影するポイントを探り実際に撮影を行いました。これは実際の収穫している風景はなかなか事前に行えない事と、場所によって日の向きが変わったりで現場の状況が変わるため、あらかじめ考えていたカット割りに近い形で撮影できるシチュエーションを探し出しました。

photo negi

当日の撮影に出演していただくスタッフさんとのコミュニケーションもしっかり行い、
笑顔や真剣な表情を撮らせていただいたりとスタッフさんとのコミュニケーションをとることも欠かせない仕事となっています。

今回の「葱王」のコンセプトとなっている、「心と心が繋がる野菜」をどのようの表現するべきなのかを考え、生産者さんの笑顔は欠かせない表現シーンだと考え写真も動画も取り入れています。

movie human negi

葱王ホームページ
https://www.negiou.com

当社ブランディング実績
https://www.alpha-planning.co.jp/brandingworks/548.html

 

「良い表情」は待つもの
シャッターチャンスを捉えるための忍耐と集中力

写真や動画撮影において、最も魅力的な瞬間を捉えるためには、ただシャッターを切るだけでは不十分です。「良い表情」や「自然な瞬間」を収めるためには、撮影者の忍耐力細やかな集中力が試されます。

例えば、人がメインの撮影では、被写体がリラックスして自然体になれるまでに時間がかかることがあります。最初はぎこちない表情や硬い仕草でも、時間が経つにつれて徐々に心の距離が縮まり、深い感情が顔に現れることがあるのです。この瞬間を捉えるためには、待つことが必要です。
ただ待つのではなく、ちょっとした世間話をしてリラックスをさせた際の被写体の微細な動きや表情の変化を見逃さず、最適なタイミングを見計らう集中力が求められます。

また、屋外撮影や自然光を活かしたシーンでは、天候や光の変化を読み取る「感覚」も欠かせません。
朝日の柔らかい光を捉えたいと思えば、数分間、場所を変えずに待つこともしばしば。
その間に光の角度が変わることで、まったく違った雰囲気のシーンになることもあります。
これも撮影者の観察力と、微妙な変化に対応できる柔軟さが求められる部分です。

このような「待つ力」は、クルー全体の協力のもとに成り立っています。
同じ意識で待機しているからこそ、奇跡の一瞬を完璧に収めることができるのです。
ディレクターは指示を出すだけと思いがちですが、撮影場所に何か不要なものが写っていないか、次の段取りを進めるなど、意外と常に動くのです。

そして撮影中のカメラマンは、焦点を合わせたり、構図を微調整したり、角度を変えたりと、
被写体や状況に応じて臨機応変に対応していきます。
「待つ」と「動く」ことのバランスが、撮影現場においては非常に重要な要素となります。

撮影中に訪れる静かな瞬間。カメラのシャッター音が響く瞬間。
その裏には、目に見えないところで続けられている多くの「待機」の時間が積み重なっています。
その積み重ねが、最高の一枚を生み出すのです。

終わりに

実際撮影を行うまでには様々な段取りを経ている事が現実です。
その分コンセプトや特徴が伝わるように考え、一瞬を捕らえていかなければなりません。
ホームページや広告物等、写真は必ずと言っても必要なものであり、近年動画もとても身近なものとなり、静止画では伝わりきらない表現を行えるため、依頼も増えております。

弊社ではプランニングから実際の撮影まで一貫して行い、最大限撮影した物を活かせるよう展開していくご提案を致します。


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