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ホームページリニューアルは重要な戦略。最大限に効果を発揮する為には〜制作前に行う準備編

ホームページは現在、戦略の一部として多くの企業が高い位置付けとして考えていることと思います。

アルファー企画もホームページは重要視していましたが、思いとは裏腹に現状抱えている仕事を優先し、ホームページが片手間で管理するような状況となってしまっていました。ホームページを提供している会社としてはお恥ずかしい話です。

しかし、そこを悔やんでも仕方ないので失敗を糧に変化していくことに決めました。

会社として成長するためにも現状に満足するのではなく更に高みを目指して行こうという成長戦略の1つとして、新規顧客獲得の為ホームページを勢力的に利用していく方針となりました。

そこで今回はリニューアルの経緯からオープンに至るまでを振り返り同じ境遇の方々やこれからホームページの制作、リニューアルを検討している方へ少しでもヒントにしていただければと思います。

 

ホームページリニューアルに至った経緯

1.新規顧客の開拓の必要性を感じた

2.企業イメージを伝えきれていなかった

3.デザインが古いものとなってしまった

4.システムが古いものとなりメンテナンスが難しくなった

 

1.新規顧客開拓の必要性を感じた

アルファー企画では有難いことに既存客や、紹介等で一定のお仕事は随時進行しているような状態にあります。それだけで忙しい日々が長年続いていました。しかし、それに甘え自社の成長が衰退していたようにも感じるようになってしまいました。時代の変化は以前よりも早くなり、自分達も一層変化を求められるようになってきたと感じます。その為には新しい人材を取り入れたり、新しいサービスを提供する為勉強したりし、新しい仕事へ挑戦する必要もありました。

その様な状況に陥った時会社が変わるには不足していることが多々ありました。

そこでまず現状を維持するだけでなく成長していく為にも新規顧客の開拓が必要と感じました。

勿論既存顧客を疎かにする事は一切あってはいけない事と承知しています。しかし、より良いサービスを提供する為にも今回の様な考えとなりました。

そこで何が新規顧客の為に必要か考えた時にホームページからの問い合わせがあきらかに減少しており、そこを増やして行く事が現状の仕事への影響も出さず、問い合わせも増やしやすいツールだという結論に至りました。

 

2.企業イメージを伝えきれていなかった

アルファー企画は一時期群馬県内では、デザインといえばアルファー企画。と言う声も聞く事がありました。

しかし現在ではそういったイメージも薄れてきた様に感じます。

昔と今ではデザインの求められ方も変わり、より効果が高く、クオリティの高いものが求められる様になりました。経営に近い位置で考えられることもあり、デザインの領域も広くなった様に感じます。

アルファー企画は昔も今も変わらずデザインを売りとし、結果にコミットする企業という考え方は変わっていません。

そこでアルファー企画の企業イメージを再度明確化し、積極的に発信する為にもホームページを活用する考えになりました。

 

3.デザインが古いものとなってしまった

2にも共通する事ですが、時代が変化したにもかかわらず、WEB上の会社でもあるホームページが何も変化せずにいてはいけないと危機感を覚えました。更にアルファー企画はクライアントのホームページを制作しているにも関わらず疎かになっては示しがつかなくなってしまいます。

デザイン会社としてあるべき姿にする為にも、デザインの刷新、情報の刷新は急務でした。

目の前の仕事に注力するあまり、後回しにした事で招いてしまった結果と反省しています。

 

4.システムが古いものとなりメンテナンスが難しくなった

アルファー企画ではクライアントでもホームページを更新し積極的に活用する為にも、CMSを導入する事が多々あります。

提供する事が多いCMSは普及率が高いWordPressをカスタマイズし提供しています。

このWordPressですが、オープンソースの為普及率が高く、使おうと思えば誰でも使えるシステムです。しかし、使う人が多いだけ悪さを企んでいる人も多く、メンテナンスを怠るとホームページが攻撃を受けてしまう危険性があります。実際WordPressの脆弱性で不正アクセスの被害が広がり、一時期話題になり官公庁等の公共機関は特に脆弱性には敏感になったように感じます。

実際弊社のクライアントでも被害に遭ったケースもあり、メンテナンスの重要性を近年非常に感じています。

その為自社のサーバーも不正アクセスへの対策も強化し、WordPressのメンテナンスも容易に行えるようプラグインを極力使わないように作り変えました。

不正アクセスは小さな積み重ねが大事だと感じています。何かあった時には大きな被害になってします可能性のあるのがWEB上の被害です。また、相手が分からないのも怖いところです。リスクを知った上での運営が重要です。

 

実作業に取り掛かる前に決めた事

1.担当者。誰が責任者として進行していくか

2.何を目的とするか。目的のためにどの様な作りにしていくか

3.誰に何を伝えていくか

4.運用をどれくらいのリソースで行えるか

 

1.担当者。誰が責任者として進行していくか

担当者によって良し悪しが決まる可能性があると言っても過言ではありません。

担当者といっても様々な担当者がいますが特に重要なポジションだと感じることを順にあげると

①プロジェクトリーダー

②制作側のプロジェクトリーダー(ディレクター、アートディレクター)

③制作スタッフ

となります。

今回アルファー企画は、プロジェクトリーダー(制作プロジェクトリーダー兼)、アートディレクター、デザイナー、コーダーの4名が中心になり行いました。

プロジェクトリーダーは制作を依頼する立場の人を今回はさしています。弊社のようなホームページを制作してくれる会社に依頼する人が一般的にはプロジェクトリーダーになります。

今回のリニューアルは私が依頼する側となったと思っていただければわかりやすいかと思います。

プロジェクトリーダーは社内の意見をまとめ、その意見を制作者に伝える、両者の橋掛けともなる存在なためうまく進行しなければ成果物のクオリティにも影響が出てしまう可能性もあります。制作を依頼する会社がしっかりしていればある程度は上手くいきますが、どうしても社内の稟議を通したりとなる時に、いろいろな意見が出てくることで今まで制作会社とすり合わせた内容にブレが生じてしまうことがあります。このブレを少なくする意味でも重要なポジションとなります。

制作側のプロジェクトリーダー

こちらは制作会社によって変わりますが、プロジェクトリーダーやディレクターと呼ばれることが多い人です。

依頼者側からの依頼に対して、必要な適材適所で制作スタッフを選びプロジェクトを進めていきます。

ホームページの制作には最低でも

①デザイナー

②コーダー

は必要となってきます。直接デザイナーに依頼するケースの会社もありますがその際気をつけなければならないことが、デザイン性に偏りすぎていないか、デザイン以外の部分のクオリティ管理は大丈夫なのか、制作スケジュール等の管理は大丈夫か等色々をきにする必要が出てます。

ホームページの制作について理解のある担当者の方は問題ありませんが、わからない状態で依頼する場合はプロジェクトをまとめる人がいる会社へ依頼する事をおすすめします。

 

2.何を目的とするか。目的のためにどの様な作りにしていくか

ホームページの目的といっても様々ありますが、思い浮かべるのは売り上げのためです。ただ、最終的なゴールは売り上げに直結するという事ですが、その為にホームページでは何を目的にするのかを考えていかなければなりません。

例えば

・問い合わせを増やす

・顧客情報を取得する

・アフターサポートを行う

・ブランドイメージの訴求

等様々な事が考えられます。

ホームページのつくりは何を目的にするかによって変わる部分があります。

一例にすぎませんが問い合わせを増やすためならば、サービスの魅力を中心にアピールし、ランディングページのように問い合わせしたくなるようなコンテンツの流れを作る事が必要です。

ブランドイメージの訴求を目的とするならば、コンセプトを訴求したページを作成したり、自社のブランドイメージを訴求したページ構成にしたりします。この時SEO等の検索エンジンへの対策は少し比重を落とした形になるケースがあります。

色々な人が見るからこそ目的を明確にし、目的に応じた内容を訴求することでより効果を発揮するものとなります。

 

3.誰に何を伝えていくか

ターゲットを絞ることはできない。という事はこの仕事をやっているとよく聞く事があります。

しかしスターバックスコーヒーは、コーヒーという老若男女楽しめるコーヒーですが、成功した要因にターゲットを絞ったことも挙げられます。

スターバックスコーヒーは「サードプレイス」を提供しています。その場所は来る人がくつろげる空間でなければなりません。その逆のせかせかとしている人が来て、コーヒーが出て来るのが遅い!と文句を言われては価値を落としてしまい逆効果になってしまいます。目的を達成する為には時にはターゲットを絞る事でコンバージョンをあげる必要もあると考えています。

今までアルファー企画も出来るだけ幅広い人へアプローチしようと考えていました。しかし、間口を広げるよりも自社のことに理解を示し、問い合わせをしてくれる人を大切にしていこうという考えで制作することで以前とは「何を伝えるか」が変わりました。

「誰に」と「何を」はイコールになると私は考えています。「誰に」が変われば「何を」もそれに合わせて必然的に変わってくることだと思います。

 

4.運用をどれくらいのリソースで行えるか

ホームページは制作するだけでは効果を発揮しないのはもうお分かりかと思いますが、どんなに素晴らしいホームページを作っても運用が疎かであれば見てくれる人は少なく、効果が最大限に発揮されません。

その為運用にどれくらいの人を使って人件費を使えるのかは考えておきたいところです。

誰も関われないなら制作会社に依頼する必要があるので、運用もしっかり見てくれる会社を選ぶべきだと思います。

WEB担当者をつけられるなら、CMSを入れ更新ができるシステムを組んでもらったり、制作会社と協力して改善を行う事もできます。

誰もホームページに関われないのにもかかわらず、更新システムを導入し、色々とコンテンツを増やせる設計をしても初期コストが掛かるだけで費用対効果が悪くなるケースもあります。そこはしっかりと決め、ホームページ制作に取りかかることをお勧めします。

ホームページリニューアルや制作時には決めるべきことが沢山あります。
もちろん細かく決めなくても制作はできます。しかし、制作会社に丸投げにしても効果の出るホームページはできあがらないでしょう。
会社内でホームページをどのように活用し、どのように運用していくか決め、制作に取りかかることが成功へのだ一歩だと私は思います。

 

次回は実際の制作編をお届けします。

アルファー企画では、ホームページの事前のプランニングから制作、運用まで一貫して行っています。
数々のホームページ実績もございますのでよろしければご覧ください。