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会社案内制作を依頼する時の原稿・資料の作り方

会社案内制作を依頼する前に必要なこと

※2023.7.24に加筆修正をおこないました
※2022.10.21に加筆修正をおこないました

会社案内の制作を依頼する際には、依頼先の業者の能力を事前に十分に把握することが必要です。
高い費用をかけて制作をしても、その内容が実際に対外的に受け入れられるものではない場合もあるため、その選び方には十分に注意をしなければなりません。
この内容であれば社内で作ったほうがよかったと言うことにならないよう、事前に十分に業者の検討を行うようにしましょう。

効果の確認

会社案内の制作は、一般的にはパンフレットなどを制作している会社などに依頼することが多く、さらに多くの会社では様々な手続き上の都合から既に利用したことのある会社に依頼をすることも少なくありません。
そのような場合には社内の利用したことのある部署にその効果を確認しておくことが大切です。

コストの確認

次に注意しなければならないのは、様々なコストです。
外部の業者に依頼する場合にはそれなりの費用がかかるものですが、その金額が妥当なものであるかを十分に比較検討し確認をすることが大切です。

一般的にこれらの会社では実際に作業にかかった時間やその費用などを請求根拠とすることが多いのですが、この金額はそれぞれの力量によって大きく変化するものであることを意識することが重要です。

力量の低いところほど余分に時間がかかり、費用が大きくなることも考えられるので注意をしなければなりません。可能であれば様々な業者を比較し、相場に合ったところを選ぶことが大切です。

価格の妥当性は客観的に評価をしなければならず、その納期等も十分に意識することが必要です。
そのためにはこれまでその会社が会社案内を制作した実績が多い方が有利となる場合が多いものです。
実績の多いところであれば様々なフォーマットやサンプル等があらかじめ用意されており、依頼する前にその出来栄えなどを容易に想像することができます。

またいくつかのパターンに分かれていることも多いため、その中から最もイメージに合ったものを選べば良いと言う仕組みになっていることが多く、この場合には値段も比較的安いことが多いものです。

このような会社であれば非常に実績も豊富であるため安心して依頼できます。

会社案内は会社のイメージを伝えるために非常に重要なものであることから、それなりの費用をかけても良いと考える人も多いものですが、やはり費用対効果は意識したいものです。

そのため、様々な条件があらかじめ用意され効率よく制作することができるところを選ぶのがポイントです。

依頼原稿・資料をつくる前に必要な事

会社案内の依頼原稿を作る際には、目的とするゴールを明確にすることが重要です。
外部の会社に依頼する場合でも、自らが制作するのと同じようにコンセプトを明確にし、依頼先に充分に伝わるような形にすることが非常に重要となります。
そのためには、完成品を実際に使用するシーンを思い浮かべることでゴールをイメージしやすくなります。
例えば、新規開拓やセールスの商談・セミナー・役所営業etc
自社の強みや特徴は変わりませんが、シチュエーションによって表現の方法を変えたり、掲載する順番を入れ替える方が効果的なケースがあります。

最終的な目的を明確にする

会社案内は会社の様々な風土や業務内容を第三者に知らせるために非常に重要なものであるとともに、その会社のイメージを対外的に決める重要なものとなります。

ある意味では様々な販促物よりもより多くの人にそのイメージを与える重要なものとなるため、伝えたい内容を確実に表現するものでなければなりません。
そのため、依頼原稿を作る際には最終的な目的を明確にすることが重要なポイントとなります。

依頼原稿を作る際に基本的に外部の会社に委託するのだからと大雑把に決めてしまうことも多いのですが、これでは出来上がりのイメージが自分たちの意思とは大きく食い違ってしまうことが少なくありません。
そのため目標設定をする際には十分に時間をかけ社内で話し合うことが重要です。

全体的なシナリオを描く

またこの目標をわかりやすく表現することで、依頼先に対して具体的なイメージを示すことができるため、非常に有効な方法となります。
会社案内の全体的なシナリオを描くことが重要です。

顧客の心を貫くストーリーテリング:会社案内にストーリーを盛り込む

会社案内にストーリーテリングを盛り込むことで、顧客との絆を深め、ブランドの魅力を伝えることができます。 まず、会社の成り立ちや設立者の思い、苦労や困難を乗り越えてきたエピソードなどを盛り込むことで、感動や共感を呼び起こすことができます。読者は、冷たい数字よりも、人間味あふれるストーリーに心を動かされるのです。 また、会社のユニークな特徴を強調するストーリーテリングも重要です。他社との差別化が求められる現代において、自社の独自性をストーリーに織り交ぜることで、読者に「この会社なら私の求める価値を提供してくれる」と感じさせることができます。 ただし、ストーリーテリングにおいては客観性と一貫性を保つことが重要です。創造性を発揮しつつも、信頼性を損なわないように注意しましょう。そして、会社のブランドイメージに合ったストーリーを統一し、一貫性を持たせることで、読者に混乱を与えずにメッセージを伝えることができます。 読者の興味を引きつける要素も取り入れることを忘れずに。ドラマチックな展開やサスペンスを織り交ぜることで、読者を引き込み、会社に対する興味を持ってもらえるでしょう。

目的別・会社案内の効果をより高めるポイント

会社案内の内容はその目的によっても大きく異なるため、これを明確にすることが重要なポイントです。

取引先に対してその内容を示す場合には営業面での実績やその活動内容を明確にするような内容とすることが重要で、特に商品の種類やコンセプト、及びセールスの実績などを示すことが大切になります。

一方をリクルートで学生などに紹介する場合には、企業の様々な戦略面を中心に紹介することが必要です。特に最近ではブランディングが非常に重要なポイントとなるため、その戦略を学生にもわかりやすく説明する内容とすることが重要となります。ただ、いくら学生だからといってセールスに関する内容を疎かにしてしまうと、業界経験が少ない学生はそもそも企業のアウトラインを理解することができずに、結果に結びつかないこともあり得るので注意が必要です。

その価値観を共有することができる学生が入社を希望することが多いため、経営理念等と十分に組み合わせたことでわかりやすい内容とすることが重要です。

ホームページとの連動

現在は自社ホームページを持っていないケースは稀かと思います。
基本ホームページも会社案内も自社の強みや実績を訴求するツールなので内容は重複しますが、大きな違いはその情報量です。コスト面や見やすさは別として、ホームページに情報量の制限はありません。一方会社案内は紙面に制限があることがほとんどです。情報を全部掲載したいからと100ページの冊子を作ることは読みやすさの面から考えるとベストではないケースがほとんどです。
そういった場合は会社案内の各コンテンツにホームページに誘導する仕掛け、例えばQRコードなどを掲載しておくとうまく連動が可能になります。
ホームページ側ではどのQRコードごとに流入を測ることができ、興味が高いコンテンツの指標を得ることも期待できます。

まとめ

会社案内は様々な内容を盛り込みたいと思うことも多いのですが、これでは本来の目的を十分に果たすことができません。
単純に商品やサービスの紹介を行ったり、企業のイメージなどを伝えるものとなってしまうことも多いのですが、これでは単に企業の紹介で終わってしまうことになり、その目的を果たすことができないものとなります。

様々な目的を明確にし、これに合った内容とすることが効果の高い会社案内を制作する秘訣です。