動画制作の初稿確認|群馬企業が失敗しない8つのチェックポイント

動画制作の初稿確認では、「なんとなく違和感がないか」を見るのではなく、目的、構成、映像、文字、音声、ブランド表現、視聴後の導線まで項目を分けて確認することが重要です。
動画制作を依頼すると、撮影・編集を経て、完成前の動画が「初稿」として提出されます。
ここで担当者が確認する内容は、誤字脱字だけではありません。
・伝えたい内容が分かるか
・不要な場面が長くないか
・商品名や数字は正しいか
・社員や設備の見せ方に問題はないか
・BGMやナレーションが映像と合っているか
・最後に問い合わせや応募へつながるか
など、完成後には変更しにくい部分まで確認します。
一方で、複数人がそれぞれ別の視点で修正を出すと、指示が重複したり、前の修正を元に戻したりして、確認回数が増えることがあります。
初稿確認は「好みの映像へ直す作業」ではなく、制作前に決めた目的とターゲットに対して、動画が正しく仕上がっているかを確認する工程です。
この記事では、群馬県前橋市・高崎市を拠点に動画制作・写真撮影を行う株式会社アルファー企画が、企業担当者が動画の初稿で確認したい8つのポイントと、制作会社へ分かりやすく修正を伝える方法を解説します。
目次
動画の初稿とは?完成版との違い
初稿とは、撮影素材や支給素材をもとに編集し、動画全体の流れを確認できる段階のデータです。
制作内容によって異なりますが、初稿では、
・映像の順番
・使用するカット
・テロップ
・BGM
・ナレーション
・ロゴ
・エンド画面
などが入り、完成形に近い状態を確認できる場合があります。
ただし、初稿時点で色調整や細かな音量調整、アニメーションなどがすべて完成しているとは限りません。
どこまで仕上げた状態を初稿として提出するかは制作会社や制作内容によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
初稿を見る前に確認担当者を決める
動画を社内確認する前に、「誰が確認し、誰が最終決定するか」を決めておくことが重要です。
たとえば採用動画の場合、
・広報担当者
・採用担当者
・出演した社員
・所属部署の責任者
・経営者
など、複数の人が確認することがあります。
それぞれから制作会社へ直接修正指示を送ると、内容が食い違う可能性があります。
「A案に変更してください」という指示と、「現在のままで問題ありません」という指示が同時に届けば、制作側もどちらを採用すればよいか判断できません。
社内の意見はいったん担当者へ集約し、内容を整理してから制作会社へまとめて伝える方法がおすすめです。
動画制作の初稿で確認する8つのポイント
動画は映像だけを見るのではなく、8つの項目に分けると確認漏れを減らしやすくなります。
| 確認項目 | 主に確認する内容 |
|---|---|
| 1.目的・ターゲット | 伝えたい相手と内容が合っているか |
| 2.構成・テンポ | 流れ、長さ、分かりやすさ |
| 3.テロップ・文字 | 誤字、数字、名称、表記統一 |
| 4.映像・使用カット | 見せてよい人物・設備・商品か |
| 5.音声・BGM | 聞きやすさ、音量、雰囲気 |
| 6.ブランド表現 | ロゴ、色、会社としての表現 |
| 7.CTA・エンド画面 | 視聴後の行動が分かるか |
| 8.納品・掲載仕様 | サイズ、比率、掲載媒体 |
1.目的とターゲットから外れていないか
最初に確認したいのは、映像の格好良さではなく「誰に何を伝える動画だったか」です。
たとえば採用動画なら、求職者が仕事内容や職場を理解できる内容になっているかを確認します。
商品プロモーション動画なら、商品の特徴だけではなく、どんな人がどのような場面で利用するものなのかが伝わっているかも確認します。
初稿を見ると映像表現へ目が行きやすくなりますが、制作前に決めた、
・ターゲット
・伝えたい内容
・使用する媒体
・動画を見た後に取ってほしい行動
へ一度戻って確認することが重要です。
動画の種類自体がまだ決まっていない場合は、「群馬の動画制作|プロモーション・採用など目的別5タイプと選び方」も参考にしてください。
2.構成・テンポ・動画の長さを確認する
初稿では、一本を最初から最後まで通して見て、途中で分かりにくくなる場所や長く感じる場所がないか確認します。
特に確認したいのは、
・冒頭で何の動画か分かるか
・同じような映像が続いていないか
・説明が重複していないか
・重要な情報が後半まで出てこない構成になっていないか
・映像の切り替えが速すぎないか
・逆に一つの場面が長すぎないか
といった部分です。
社内では当たり前に知っている内容でも、初めて会社や商品を見る人には分からないことがあります。
「自分たちが理解できるか」ではなく、「初めて見る人でも理解できるか」という視点で確認します。
3.テロップ・会社名・数字を文字校正する

動画内の文字は、パンフレットやホームページと同じように文字校正が必要です。
特に、
・会社名
・商品名
・サービス名
・部署名
・役職名
・社員名
・住所
・電話番号
・URL
・価格
・数値
・単位
・年号
は確認してください。
映像を見ながら文章を読むと、誤字を見落としやすくなることがあります。
一度は動画を止めながら、テロップだけを文字校正する確認方法も有効です。
社内で表記を統一する
「ホームページ」と「Webサイト」、「お客さま」と「お客様」など、意味が同じでも表記が混在する場合があります。
ホームページ、パンフレット、採用ツールなどですでに使用している表記ルールがある場合は、それに合わせます。
4.映像に見せてはいけないものが入っていないか
企業の動画撮影では、映像としてきれいかどうかだけでなく、公開して問題ないものだけが映っているか確認します。
工場やオフィスで撮影する場合は、
・顧客名
・個人情報
・パソコン画面
・ホワイトボード
・未発表の商品
・図面
・製造情報
・車のナンバー
・社員証
などが意図せず映ることがあります。
出演予定ではなかった社員や来店客が映っていないかも確認します。
一度公開した動画は、ホームページだけでなくSNSやYouTubeなどへ転載される可能性があります。
「小さく映っているから大丈夫」と考えず、公開して問題がない情報か確認してください。
動画制作・撮影について相談したい方へ
株式会社アルファー企画では、企画・撮影だけでなく、動画をどこで使用するかまで確認しながら制作をご提案しています。
「初めて動画制作を発注するため確認方法が分からない」
「採用サイトと動画を一緒に制作したい」
「展示会とWebの両方で使用したい」
「写真撮影も同じ日に行いたい」
といった段階からでもご相談いただけます。
5.ナレーション・BGM・音量を確認する

映像に問題がなくても、音声が聞き取りにくいと動画全体の分かりやすさが下がります。
ナレーションや社員インタビューがある場合は、
・声が聞き取りやすいか
・BGMが声を邪魔していないか
・話すスピードが速すぎないか
・言い間違いがないか
・不要な雑音が気にならないか
を確認します。
BGMについても、「好きな曲かどうか」だけでなく、企業や商品が与えたい印象と合っているかを見ます。
採用動画なら親しみやすさ、製造業の技術紹介なら信頼感、商品プロモーションなら商品の世界観など、目的によって適した音の方向性は変わります。
スマートフォンでも再生する
編集用モニターや会議室のスピーカーだけではなく、実際の視聴者が使うスマートフォンでも一度確認しておくと安心です。
小さな端末で再生すると、文字の見え方や音声の聞こえ方が変わることがあります。
6.企業らしいブランド表現になっているか
動画単体で格好良くても、企業のブランドイメージとかけ離れていないか確認します。
たとえば、
・ロゴの形や余白
・コーポレートカラー
・使用フォント
・写真・映像の色味
・言葉遣い
・キャッチコピー
などです。
会社案内パンフレットは落ち着いたデザインなのに、動画だけ極端に派手になっていると、ブランド全体の印象がばらつく場合があります。
ホームページ、パンフレット、展示会ツールなど複数媒体で使用する場合は、それぞれのデザインとのつながりも確認します。
7.動画を見た後の行動が分かるか
企業動画では、最後まで見てもらうことだけではなく、視聴後に何をしてほしいかまで設計します。
たとえば、
・ホームページを見る
・商品ページへ移動する
・問い合わせる
・資料を請求する
・採用サイトを見る
・エントリーする
・展示会ブースへ来場する
・店舗へ行く
などです。
動画の最後に会社ロゴだけを表示して終了している場合は、次の行動を伝える必要がないか検討します。
動画の初稿確認では、「きれいに終わっているか」だけではなく、「視聴者が次に何をすればよいか分かるか」まで確認してください。
8.掲載媒体に合ったサイズ・仕様か確認する
同じ動画でも、ホームページ、YouTube、Instagram、展示会など、掲載する場所によって適した画面比率や納品仕様が異なります。
たとえばYouTube公式ヘルプでは、パソコン上の標準的なアスペクト比を16:9としており、異なるアスペクト比の場合は動画に合わせてプレーヤーが調整されます。
そのため、確認時には、
・横型16:9が必要か
・縦型9:16が必要か
・正方形が必要か
・フルHDや4Kが必要か
・音声あり・なしの両方が必要か
・字幕入りと字幕なしが必要か
などを確認します。
YouTube公式では16:9の場合、1080pは1920×1080を推奨解像度の一つとして案内しています。
制作会社に「動画を1本お願いします」と依頼するだけではなく、最終的な活用先を伝えておくことが重要です。
修正指示は「時間+変更内容」で伝える
動画の修正では、どの場所を直すのかが分かるように、再生時間を指定して伝えるとスムーズです。
たとえば、
悪い例:前半の工場の映像を変更してください。
良い例:00:18〜00:23の工場外観を、撮影カットBへ変更してください。
悪い例:文字をもう少し見やすくしてください。
良い例:01:05の「製造から検査まで一貫対応」のテロップを、一回り大きくしてください。
というように、
1.何分何秒か
2.現在どうなっているか
3.どう変更したいか
の3点をセットにします。
修正一覧表を作る
修正箇所が多い場合は、メール本文へ順番に書くよりも、一覧表にすると確認しやすくなります。
| 時間 | 現在 | 修正内容 |
|---|---|---|
| 00:12 | 会社名テロップ | 正式名称へ修正 |
| 00:32〜00:36 | 工場外観 | 別カットへ差し替え |
| 01:05 | 製品紹介テロップ | 文字を大きくする |
| 01:42 | エンド画面 | Webサイトへの案内を追加 |
スクリーンショットへ印を付けて共有すると、さらに認識を合わせやすい場合もあります。
「修正」と「方向転換」を分けて考える
初稿提出後に発生する変更には、通常の修正と、企画そのものを変更する修正があります。
たとえば、
・誤字を直す
・テロップを少し大きくする
・カットを差し替える
・音量を調整する
などは、一般的な修正として対応できる場合があります。
一方で、
・動画の目的を変更する
・構成を最初から組み直す
・撮影していない場面を追加する
・出演者を変更する
・ナレーション原稿を全面変更する
場合は、追加編集や再撮影が必要になる可能性があります。
初稿提出後の大幅な方向転換を減らすためにも、撮影前に目的・構成・出演者・使用媒体を確認しておくことが重要です。
撮影前の準備については、「群馬の会社紹介動画で失敗しない!担当者が撮影前に決める7項目」でも詳しく紹介しています。
修正回数と追加費用を事前に確認する
動画制作を依頼するときは、見積もり金額だけでなく「修正が何回まで含まれているか」も確認してください。
制作会社や契約内容によって、
・初稿後2回まで
・軽微な修正は一定回数まで
・大幅な構成変更は別途見積もり
・再撮影は別途費用
など条件が異なります。
また、「修正2回」と記載されていても、修正箇所が2か所という意味ではなく、修正データを提出する回数を指す場合があります。
発注前に、
・修正回数
・修正に含まれる範囲
・追加料金が発生する条件
・初稿から納品までのスケジュール
を確認しておくと安心です。
初稿確認を長引かせない社内フロー
動画の公開日が決まっている場合は、制作会社の編集期間だけでなく、社内確認に必要な時間もスケジュールへ入れます。
おすすめの流れは次のとおりです。
1.制作会社から初稿を受領する
2.担当者が一度全体を確認する
3.社内関係者へ確認を依頼する
4.担当者が修正内容を整理する
5.重複・矛盾している指示を確認する
6.制作会社へまとめて修正を依頼する
7.修正版で変更箇所を確認する
8.最終承認後に納品する
展示会や採用イベントなど公開日を動かせない動画では、特に確認期限を決めておきます。
群馬で動画制作を依頼する場合の確認ポイント
群馬県内の企業動画では、工場、店舗、オフィス、施設など実際の現場を撮影するケースが多いため、初稿確認後に追加撮影が必要になる可能性も考えておきます。
前橋、高崎、伊勢崎、太田、渋川など県内で撮影する場合、
・設備の追加撮影
・社員の撮り直し
・商品差し替え後の撮影
・新しい施設の撮影
などが必要になることもあります。
撮影時点ですべてを想定することは難しいため、初稿で「不足している情報がないか」という視点も持って確認してください。
ただし、編集で対応できることと、追加撮影しなければ対応できないことは異なります。
気になる箇所がある場合は、まず制作会社へ相談し、最も適した方法を検討します。
動画初稿確認チェックリスト
初稿確認時は、次の項目を順番に確認してみてください。
□ 動画の目的に合っている
□ ターゲットへ伝えたい内容が入っている
□ 冒頭で何の動画か分かる
□ 同じ内容が重複していない
□ 動画が長く感じる場所がない
□ 会社名・商品名が正しい
□ 人名・部署名・役職名が正しい
□ 数字・価格・単位が正しい
□ 見せてはいけない情報が映っていない
□ 出演者に問題がない
□ ナレーションが聞き取りやすい
□ BGMの音量に問題がない
□ ロゴ・色・表現がブランドと合っている
□ 動画を見た後の導線がある
□ 使用媒体に合った画面サイズになっている
□ スマートフォンでも確認した
□ 社内の修正意見を一本化した
□ 修正箇所に時間を記載した
一度にすべてを見るのではなく、「内容」「文字」「映像」「音」「導線」と確認項目を分けて複数回再生すると、見落としを減らしやすくなります。
動画制作の初稿確認に関するよくある質問
動画の初稿ではどこまで確認すればよいですか?
誤字脱字だけでなく、目的、構成、使用カット、音声、ブランド表現、視聴後の導線まで確認します。
制作会社によって初稿時点の完成度が異なるため、まだ調整前の項目がある場合は事前に説明を受けておくと確認しやすくなります。
修正指示はどのように伝えるとよいですか?
「00:35〜00:40」のように動画の再生時間を記載し、現在の状態と変更したい内容を具体的に伝えます。
社内の複数人で動画を確認してもよいですか?
問題ありませんが、制作会社へ送る前に担当者が意見をまとめる方法がおすすめです。
複数人から個別に指示すると、修正内容が矛盾する可能性があります。
初稿後に撮り直しはできますか?
対応可否は撮影内容やスケジュールによって異なります。
追加撮影には別途費用や日程調整が必要になる場合があるため、制作会社へ確認してください。
動画はパソコンだけで確認すればよいですか?
掲載先によってはスマートフォンでも確認することをおすすめします。
文字サイズ、音量、映像の見え方などがパソコンとは異なることがあります。
初稿後の修正回数に制限はありますか?
制作会社や契約内容によって異なります。
発注前に、基本料金に含まれる修正回数と、追加費用が発生する条件を確認してください。
まとめ
動画制作の初稿確認は、誤字を探すだけの工程ではなく、制作した動画が目的を達成できる内容になっているかを最終的に整理する重要な工程です。
確認したいポイントは次の8つです。
1.目的・ターゲット
2.構成・テンポ
3.テロップ・文字
4.映像・使用カット
5.ナレーション・BGM
6.ブランド表現
7.CTA・エンド画面
8.納品・掲載仕様
さらに、社内の意見を担当者へ集約し、「再生時間+変更内容」で修正指示を伝えることで、制作会社との認識を合わせやすくなります。
「何となく気になる」という確認から、「どこを・なぜ・どう変えるのか」を整理した確認へ変えることが、スムーズな動画制作と完成度向上につながります。
動画制作・撮影をお考えの方へ

株式会社アルファー企画では、企業PR、採用、商品・サービス紹介、展示会、デジタルサイネージなど、目的に合わせた動画制作・撮影に対応しています。
「動画制作を初めて依頼する」
「何を撮影すればよいか分からない」
「社内でどのように確認すればよいか相談したい」
「写真撮影と動画撮影をまとめたい」
「ホームページや採用サイトと動画を連携したい」
といった場合も、目的や使用媒体を整理しながらご提案します。
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執筆・監修:株式会社アルファー企画
株式会社アルファー企画は、群馬県前橋市・高崎市を拠点に、企業PR、採用、商品・サービス、展示会などの動画制作・写真撮影を行っています。企画・構成、撮影、編集だけでなく、ホームページ、採用サイト、パンフレット、広告などへの展開まで、目的に応じてご相談いただけます。
